農業・林業・漁業…一次産業へのIターン転職

■一次産業へIターン転職
一次産業とは、「農業」「林業」「漁業」といった、自然界へ直接働きかけを行う産業を指します。
ここ近年、J・U・Iターン転職で一次産業へ転職する方も少なくありません。

■一次産業専門転職サイト「一次産業ネット」
2016年にリリースされた一次産業専門の転職サイト「一次産業ネット」では、農業に特化して4000件に登る全国求人のほか、移住先の地域についてわかる特集や転職の流れなど、独自のコンテンツを配信しています。

■今、農業が必要としているニーズ
現在、個人農家の現象・高齢化が進んでおり、「農家は人手不足」という事が各種調査・統計の数字でも明らかになりました。そんななか、単純な人出であれば日本人だけではなく、タイ・ベトナムといった外国人の採用も進んでいます。
法人化している農家では、経営に対する人手不足が発生しており、直接農地を触れる他、経営幹部(候補)・営業といったリソースが不足しています。

■農家は改良・改善を待っている
経営というが、彼らが待っているのは数字上の経営ではなく、それまで踏襲されたやり方の改良・改善による効率化であったりする。
ある田んぼでは、田植えで稲を植えるのではなく、「乾田直播」と言われるイネのタネを直接植える方法を採っている。それだけではなく、泥の水田を一度ローラーで押し固め、その上にタネを撒きもう一度ローラーで押し固めている。これにより、泥でぬかるまない田んぼを開発し、水田の管理が向上した。
このような開発であったり、1農家で東京ドーム何個分とも言われる広大な水田の管理といった課題は今でも多く、これらを改良・改善する若い担い手を募集している。

■一次産業へIターン転職するには
先ほどの「一次産業ネット」といった転職サイトを使うほか、縁故を当たることで昔ながらの農家で働くこともできます。いずれも、「担い手は募集しているが、なかなかよい人と出会わない」という状況と聞きます。

■終わりに
やはり大地と直接触れ合える、厳しいけど優しいといった所が一次産業のメリットではないでしょうか。決して楽な仕事ではありませんが、改良の余地が多く残されており、やり甲斐はとてもある仕事です。また、IoTといったITが参入する余地もあり、Iターンにはうってつけではいでしょうか。

Iターン転職での志望動機

■『地方に移住したい』だけでは薄い
J・U・Iターンが流行っていますが、いずれも都市部を離れ地方で働くという一つの生き方となります。もちろんそこに様々な理由はあり、親の介護や自身の結婚、都会が合わない、体調の問題など人によって様々です。
しかし、果たしてそれだけの理由で、移住先の会社は採用してくれるのでしょうか。
1つは都市部に本社を構える会社の地方支店に勤務する、という方法です。この場合、都市部で採用され地方で働くという働き方も可能です。しかし、こちらから勤務先を選ぶ事ができない場合があります。
一方、転職サイトやハローワークといった方法で、行きたい地方の採用を探す方法もあります。今回はこの場合の志望動機について考えます。

■その会社を選んだ理由と地域に貢献する価値のアピール
地方の会社は、商工会などのコネクションでその地域と密接に関わっている事が多く、「その会社に採用される事により地域にいかに長く貢献してくれるか」という点を採用担当者は見ています。
よって、単純に自己の都合だけを理由にIターンを成功させる事は難しく、その地域や応募先企業の研究が必要です。また、それまでの自身の経験をいかにフィードバックできるか、具体例を挙げられると良いでしょう。例えば、「具体的にはお客様への営業活動の中で、そのお客様との密接な関わりの必要を感じ、それらが御社において…」という感じです。

■独自の風土が存在する
隣人と滅多に挨拶すらしない都心と違い、地方では独自の風習がある場合も少なくありません。例えば、町内会への参加が事実上の義務であったり、近所の農家の方が野菜をくれたりといった密接な人間関係も存在します。それらを踏まえ、生活に馴染めるかどうかで変わってくるでしょう。
もしその地域に既に友人・知人が居る場合には、あらかじめお話を聞いてみるといいでしょう。

■やはり求人は少なく、給与は低い
都市に比べると圧倒的に事業所が少なく、求人は少ないです。また、縁故採用中心という事業所も多くあり、あらかじめその地域に住み着いている地元の方が優遇される場合も少なくありません。
生活レベルの違いもありますが、ベース給与は低めです。住居費・生活費も含め十分に生活できるか、しっかり把握しましょう。

■おわりに
様々なメリット・デメリットがあるIターン転職ですが、実際に成功されている方もいらっしゃり、中には「パソコン仕事の対価がコメや野菜」といった独自の取引をされてらっしゃる方もいらっしゃいます。
ぜひ良い転職が出来るよう、お祈りしております。

地元へのUターン転職を行う方法

地元で仕事をするためにUターン転職を考える人も多いでしょう。
どのような方法でUターン転職をしたらいいのか、実際に転職活動を行う前に確認をしておくとよいです。

地元で求人情報をチェックする方法がもっともよいのですが、仕事を続けながら転職活動をする場合には頻繁に地元に足を運ぶことが出来ないこともあります。
特に遠方の場合には難しくなるでしょう。

そんな悩みを解決してくれるのが、求人サイトです。
今は地域密着型の求人情報を提供してくれる転職サイトもありますし、Uターン転職を支援してくれるサイトもあるので、希望をする仕事を見つけやすいです。

注意をしなければいけないのが、地方の企業の中には家族経営の企業もあり、家族経営となると社会保険の加入が出来ていなかったり、ブラック企業である可能性も考えることが出来るので、ホワイト企業を選ぶことが重要です。

特にIT業界はブラック企業の温床となっており、地方のIT企業ほど低賃金で残業代なし・長時間労働・客先常駐などエンジニアを使い捨てするような企業も少なくありません。転職を考えているシステムエンジニア(SE)は転職エージェントで企業の内情を把握してから転職することをおすすめします。
SE転職に必須の転職サイト・エージェント比較ランキング

見極めも難しいかもしれませんが、企業に関する口コミ情報をチェックしてみると分かって来ることも多いです。
評判をチェックして、ブラックではないのかどうかということを見極めるとよいでしょう。

また地元に帰って転職先があるのかどうか、ということも考えなければいけません。
地域によっては仕事に限りがあったり、自分がやりたいと思うような仕事を見つけることが出来ずに、未経験の仕事に就くしかないということになってしまう場合もあります。
特に林業や農業、漁業など生活に密接に関係している仕事というのは、未経験者の場合にはかなり厳しい場合があります。

企業への転職を考えていても、求人が出ていないこともあるので、タイミングを図ることが必要となります。
Uターン転職の場合には、地元に親族などがいる場合も多いので、親族経由で求人情報を入手してみるのもよいかもしれません。
その方法であれば詳しい情報も聞き出すことが出来る可能性も高いですし、ブラック企業なのかホワイト企業なのかということも探ることが出来るようになります。

また最近ではUターン転職を希望する人に向けた説明会なども開催している地域があるので、積極的に説明会に足を運んで情報を収集する方法もあります。
説明会の開催情報もUターン転職情報を掲載してくれているウェブサイトにアクセスをすることによって知ることが出来るようになっているので、こまめに専門のウェブサイトにアクセスをするとよいでしょう。
親族から説明会情報が入ることもあるので、できるだけ地元の知り合いや親族にUターン転職を考えていることを知ってもらうのもよいです。

Uターン転職を行うデメリット

Uターン転職を行う場合にはデメリットについても考えておきましょう。
実際にUターン転職を行って、こんなはずではなかったということにならないように、事前にデメリットを知っておくとよいです。

都会には企業がたくさんあります。
大手企業の本社などもたくさんあります。
規模が大きくなるので、当然仕事をする人も多いです。
人手が足りないという時には、求人も出されます。
企業が多ければ、求人数も多いですし、自分に合う仕事を見つけることも出来るでしょう。
しかしUターン転職で地元に帰った場合、まず企業数が少ないことがあります。
企業数が少ないということは求人もあまり出されていないということです。
仕事を選ぶことが出来ないということがあります。

地方であれば、物価や家賃は安いです。
それに合わせて、給与も大幅ダウンをすることが考えられます。
都心部での仕事であれば、給与もかなりよいのですが、地方になるとどうしても収入がダウンをしてしまうということがあります。
ですから収入アップのための転職ということが出来なくなります。
収入がダウンしてもよいので、地元で仕事がしたいというのであれば、よいかもしれません。

地方に行くと人間関係が濃いことが多いです。
都会であれば、隣りに住んでいる人が誰なのか分からないということも珍しいことではありません。
近隣の付き合いがかなりドライです。
しかし地方に行くとそういうわけにはいきません。
余計なことを聞かれるということもありますし、急いでいる時に軽くあしらったりするだけで悪い噂が立つこともあります。
人と人とのつながりが面倒に感じることがあるのが、地方の特徴なのかもしれません。
そうなると仕事をする上でも人間関係をゼロから構築する必要があり、これもまた面倒ですし、大変です。

地方には独特の風習や慣習がある場合も考えられるので、それらを把握しなければいけないということもあります。
風習というのは結構面倒なものでもあり、特に冠婚葬祭に関してはやってはいけないことややるべきことなど細かく決められていることもあります。
仕事の付き合いで冠婚葬祭に顔を出さなければいけないということもUターン転職ならではのことかもしれません。

都心部での生活に慣れてしまっていれば、地方は交通のアクセスが悪いということもあります。
電車が中々来ないということもあり、時間を読むことが大変になってしまうこともあります。
以上のことからUターン転職のデメリットもしっかり把握した上で天職活動を行ったほうがよいということです。

40代でUターン転職をする場合に考えなければいけないこと

転職の年齢のリミットは35歳だと言われています。
それ以上になってしまうと、転職そのものが難しい状況になってしまいます。

40代でUターン転職を考えた場合も、応募資格がない可能もあり、かなり厳しいです。
しかし中には40代でもUターン転職を成功させている人もいます。
地域差もあるので、仕事をすることが出来る企業などが多い地方都市などではUターン転職は有利かもしれません。
小さな市町村ともなると、就業をすることが出来る企業そのものが少なかったり、仕事自体もほとんどないということも考えられます。

最近増加をしているのが、小さな市町村で地元の良さを売りにした企業を立ち上げるというものです。
Uターン転職をするための転職先が中々見つからないという場合に起業をしてしまえばよい、という考えもあります。
その場合には費用もかかってしまいますが、それでも地元に貢献をすることが出来るので、やりがいを感じることはできます。

Uターン転職を決めたら、すぐにでも行動に移したほうがよいでしょう。
40代で求人があるのかどうかも分かりませんし、地元に自分が出来る仕事があるのかどうかも分かりません。
早めに動いて情報を収集し、その上でエントリーをするとよいです。
長期スパンで求人を探していくことが大事です。
急いで求人をチェックして応募をしてしまうと、その企業をしっかり吟味しないままで就業をすることになり、後でブラック企業だったということが分かる場合もあります。
条件に合う求人があれば、エントリーをすることも大事ですが本当にその企業で大丈夫なのかどうか、仕事内容はどうなのか、ということも確認をした上でエントリーをしたほうがよいです。

Uターン転職の場合、スキルや資格などが全く役に立たない場合もあります。
もちろん、業種や職種によっては今までの経験が役立ってくることもあるでしょう。
異業種への転職の場合には、今までのスキルが関係ないということもあります。
40代の転職というのは、人件費ばかりがかかってしまい、管理職になっていればプライドもあるので採用をする企業側としては厄介なことが多いのです。
特殊な資格や能力がない限り興味を持ってもらうことが出来ない年代でもあるので、興味を持ってもらえるように、これから転職をしようと思っている業種や職種に関する資格を取得するように心がけてみるとよいかもしれません。

40代でUターン転職は不可能ではありませんが、難しいことが多いです。

Uターン転職を行うメリット

Uターン転職をしている人の5割が転職に満足をしているというデータがあります。
理由は様々ですが、地方のほうが物価も家賃も安いということがあります。
若い世代であれば、出費を抑えることが出来るということもあり、メリットは大きいでしょう。

Uターン転職は地元の企業で就業をして、生まれ育った地元に利益を還元するということになるので、そこでもやりがいを感じることができるということがあります。
就業を目指すエリアによっては企業の数が極端に少ないということもあるかもしれませんが、その分内容も濃い仕事をすることができます。

都心部の企業であれば、何も自分ではなくても代わりとなる人材はたくさんいると思いがちです。
それだけ人材も多いということですが、Uターン転職を行うと自分がその企業の唯一無二の存在になることができ、自分でなければできない仕事というものを見つけることができるかもしれません。
そうなると仕事にもやりがいを感じることが出来るようになります。

中には親の介護が必要となってきたので、Uターン転職を行わなければいけないという状況の人もいるでしょう。
それも理由の1つにはなります。
安心をして介護をすることが出来る環境を作ることもできます。

知っている場所だからこそ、知っている人もたくさんいて、仕事がスムーズに進むということもあります。
細かいところで悩むこともなくなってくるので、仕事も行いやすくなるというメリットもあります。

都会の大企業でバリバリを仕事をすることにやりがいを感じる人もいるかもしれませんが、流れ作業となってしまうこともあり、1つ1つの仕事に向き合うことが出来なくなってしまうこともあります。
地方での仕事をする場合には、1つ1つの仕事を丁寧に行うことができますし、向き合うこともできます。

地方のほうが生活環境を安定させやすいということもありますし、正社員にもなりやすいというメリットもあります。
仕事に追われると精神的にも良くないですし、心のバランスを崩してしまい、心の病に罹ってしまう人も多くなります。
地方であれば、サポートをしてくれる友人や親族もいるので、心のバランスを崩す前に対応をすることができます。
健康面でもUターン転職をしたほうがよい、ということがあります。

地元で仕事をするということは、身の丈にあった仕事をすることが出来るということになるので、本当に自分でやりたいと思う仕事を見つけることもできるでしょう。

Uターン転職の志望動機で多いもの

地元で仕事をしたいと思い、Uターン転職を考える人もいます。
転職をする際の志望動機に関しても「地元で仕事がしたい」というだけではインパクトがありません。

生まれ育った地域での仕事を希望するということですから、企業にとってメリットを感じさせるような志望動機、地域のためになるような言葉で伝えていくことも考えてみるとよいでしょう。

Uターン転職の志望動機として、生まれ育った地域のためになる仕事がしたいということが多いようです。
地方都市の場合には都会と比較をすると企業そのものの数も少ないです。
ですから競争率も激しいという可能性があります。

地元に戻って仕事をしたい、というのは応募をする人の都合であり、その企業には何ら関係のないことです。
ですから、Uターン転職であっても一般的な転職活動と同じで選んだ企業で仕事をしたいという意欲を伝えることが大事です。
Uターン転職で地元での仕事をしたい、と強く願っていたとしても、それならばどこの企業でも良い、ということに受け取られてしまうので、その企業で自分がどんな仕事をしたいのか、どのような利益をもたらすことが出来るのかということを自分なりの言葉で伝えていくことが大事です。

転職をする場合、新卒とは違って志望動機がとても大事になります。
動機がハッキリしなければ、その人材の人柄も分かりにくいということがありますし、この人を採用しやら当社にどんなメリットがあるのか、ということを想像しにくくなってしまうこともあります。
ですから他の人とは違うということであったり、他社ではなく御社で仕事をしたいという気持ちを伝えることが必要です。

Uターン転職をする際にはその地元の求人情報をチェックすることが必要です。
地域密着型の求人広告を見て応募をすることが最適ですが、それが出来ない人もたくさんいます。
そんな時にはウェブサイトをチェックしてみるとよいでしょう。
希望をするエリアの転職情報がたくさん掲載されているサイトもあります。
Uターン転職ならではの注意点などアドバイスをしてくれているウェブサイトもあるので、参考にしてみるとよいでしょう。

Uターン転職であることを主張しないほうがよい場合もあります。
御社で仕事がしたいという気持ちを伝えるだけにしたほうが印象がよくなることもあるので、主張しすぎないように言葉を選んで志望動機を伝えていくとよいでしょう。
志望動機は1つだけではなく複数あると好印象を与えることができます。